「未来食堂ができるまで」読書会参加レポ〜第88回こすぎナイトキャンパス


武蔵小杉の読書会コミュニティ参加レポと合わせて、課題本となっていた「未来食堂」訪問時の様子をまとめます。



課題本「未来食堂ができるまで」


武蔵小杉で月イチ開催の読書会コミュニティ「こすぎナイトキャンパス」に参加して来ました。

この読書会は、毎回指定された課題本を各自持ち寄り、課題本について話して交流するという形式となっていて、私は気になる課題本の際にこれまで数回参加しています。

今回で、88回目の開催となる今回の読書会の課題本が、別のオンライン読書会でも課題本となっていてタイミング良く注目していた「未来食堂ができるまで」でした。


読書会 歓談メモ



今回の読書会参加者は、近隣にお住いの方が中心で、会社員を始め、事業経営されている方も含め、計11名での開催となりました。

歓談内容について、箇条書きのメモレベルですが、主なポイントを以下にまとめたいと思います。

  • 第88回こすぎナイトキャンパス読書会
  • 2016年10月25日(火)19:28〜21:30@リエトプラザ
  • 参加者11名



「未来食堂」の何が魅力なのか?


  • 席に着いた瞬間にお盆が出て来て、30秒で定食食べられるのがスゴイ
  • ユニークな経歴、斬新すぎる発想
  • 小林せかいさんに会って、お話してみたい、どんな人なのだろう?よく分からないところが魅力
  • 求めている世界の追求。自分の好きなことにこだわったり、自分の居場所作りを実現している所に共感
  • 「究極の属人化」が魅力。そこに共感する人が自然と集まってくる
  • センセーショナルなやり方に注目しがちだけど、「想い」が強くこもっている事が魅力
  • 商店とお客の関係性が懐かしさ、今の時代だから求められる新鮮さを感じるのでは?
  • 「本質の追求」が常人的ではない。ストイックなまでの凄さ
  • 人によって魅力を感じる接点が多いのが魅力なのでは?
  • コミュニティは不要の話もそうだけど、一人一人と向き合う事を大切にしている。これも本質の追求。そこが魅力に繋がっている気がする

知ったキッカケ


  • TV番組「クロスロード」←本を読みながら出勤している風景が印象的(クロスロードの動画は今も見られる)
  • 不思議だなと思ったのが食事ではなく、相手にこだわりを持っているように思われること
  • 食堂という古い体質の業界に、今のベンチャー的な目新しさ。そこのギャップが斬新
  • 読んだ最初、男性が書いているかと思った(^^)。確かに理系っぽい

興味深かった所


  • 外食業界ネタが興味深かった。働き方がスポーツをやってるみたいが同感
  • p218 メディアの違いによる反響に差があるのが興味深い
  • 「自分の居場所」を作るのが始まり?本が好きだったり、学園祭でやってみたり
  • ブログ見てみたら、最近の出来事が少なくて残念だった
  • オープン2日目で値段を上げたのに驚いた。下げるなら分かるけど。カイゼン?
  • お釣りの硬貨の数を考えての話は興味深い
  • 食堂として求められることを追求していった結果と考えれば納得感がある
  • 「誰もが受け入れられて、誰もがふさわしい場所」が印象に残った。知人に伝えたい
  • 天才ってこと?小さい時に女の子で家出したとか驚き
  • 「あつらえ」が気になった。他の事は実現するための手段ではないかと感じた
  • 飲食系は「想い」が優先になりがち。なかなか割り切れない。例えば、コーヒーの世界だったら、マシンかハンドドリップか?での提供時間の違い

ブランディング、言葉の魅力、マーケティング?


  • 日々のカレンダー1つ1つのコメントが違くて、ちゃんと続けてやっているところがスゴイ
  • 理念は5%しか伝わらない→今の食堂の形態は、手段でしかない

ビジネスモデル観点


  • 一人で回しているからうまく行っている?人を雇ったら大変そう
  • 自分で頑張らない仕組みが出来ているから上手くいっている?
  • ビジネスモデル観点で見ちゃう、見せ方がうまい
  • ネットでプロセスを公開して応援機運を高めているのが戦略的
  • すぐに自分の給料を取れているところがすごい
  • これからのスモールビジネスの教科書的な位置付けになりそう

事業計画書を見て


  • 「人件費」項目が気になった。2年目以降、時給は上がらない想定?
  • まかないは誰でも良い、給料は上げる必要ない、給料が上がらない世の中になる予見?
  • 「あつらえ」ができる人にならないと生き残れない
  • オープンソースが広がれば、自分のステージを上げないと生き残れない世の中へ?
  • 営業利益以降の記載が無いので当期純利益が見えないのが、ホントは気になるけど。。まぁいいかなと。

その他の話題

  • 今回の本はブログの再構成だが、近々、書き下ろし本が出版するらしい
  • 割引券の手作り感に共感
  • ザワザワする話で盛り上がる(^^)

個人的な感想



【感謝!】著者 小林せかい さんからコメント頂戴しました。1つ1つ丁寧にありがとうございます(^^)!




▼小林せかい さんからのご好意で、コメント内容を転載させて頂く事になりました!ご参考まで。


・席に着いた瞬間にお盆が出て来て、30秒で定食食べられるのがスゴイ

→ありがとうございます。どんなメニューでも30秒を切るために、色々仕組みを作っています。

・ユニークな経歴、斬新すぎる発想

→よく言われますが上には上がいるだろうと思っています

・小林せかいさんに会って、お話してみたい、どんな人なのだろう?よく分からないところが魅力

→お店で暇な時間は本を読むか寝ています。。すみません

・求めている世界の追求。自分の好きなことにこだわったり、自分の居場所作りを実現している所に共感

→ありがとうございます。「自分」の居場所づくりと見抜いたのは流石ですね。

・「究極の属人化」が魅力。そこに共感する人が自然と集まってくる

→属人的なところとシステム的なバランスが面白いのでしょうかね

・センセーショナルなやり方に注目しがちだけど、「想い」が強くこもっている事が魅力

→ありがとうございます。想いがないと作品としての力は出ないと思っています

・商店とお客の関係性が懐かしさ、今の時代だから求められる新鮮さを感じるのでは?

→そうですね、昔よくあった形だと思います。

・「本質の追求」が常人的ではない。ストイックなまでの凄さ

→よくストイックだと言われます。。

・人によって魅力を感じる接点が多いのが魅力なのでは?

→なぞですね~

・コミュニティは不要の話もそうだけど、一人一人と向き合う事を大切にしている。これも本質の追求。そこが魅力に繋がっている気がする

→コミュニティ不要論は、色んな所で話題(?)にしていただいています。知的な刺激になれば幸いです。

・TV番組「クロスロード」←本を読みながら出勤している風景が印象的(クロスロードの動画は今も見られる)

→あの雑誌に連載コラムを書くことが決まり、どんな雑誌だろうと読みながら歩いていたところを激写されてしまいました。。。

・不思議だなと思ったのが食事ではなく、相手にこだわりを持っているように思われること

→食事へのこだわりは見せないようにしています。

・食堂という古い体質の業界に、今のベンチャー的な目新しさ。そこのギャップが斬新

→色んなギャップが面白いんでしょうね~

・読んだ最初、男性が書いているかと思った(^^)。確かに理系っぽい

→よく言われます。笑

・外食業界ネタが興味深かった。働き方がスポーツをやってるみたいが同感

→知らない世界の話は面白いですよね

・p218 メディアの違いによる反響に差があるのが興味深い

→メディア論は、色んな業界の方でも、興味を持ってくれているところです(3冊目で詳しく書きます)(3冊目は年明け)

・「自分の居場所」を作るのが始まり?本が好きだったり、学園祭でやってみたり

→人のためと言いながら自分に帰着しているところを見破ったのが凄いですね。

・ブログ見てみたら、最近の出来事が少なくて残念だった

→立て続けに本を書いていて、ブログまで書けず、、今はブログよりも深く考察したい時期なのかもしれません

・オープン2日目で値段を上げたのに驚いた。下げるなら分かるけど。カイゼン?

お釣りの硬貨の数を考えての話は興味深い

→そうですね、硬貨の事を考えた判断でした。

・食堂として求められることを追求していった結果と考えれば納得感がある

→ある程度納得感があるからこそ、ここまで話題になったんだと思います。

・「誰もが受け入れられて、誰もがふさわしい場所」が印象に残った。知人に伝えたい

→ありがとうございます。

・天才ってこと?小さい時に女の子で家出したとか驚き

→自分では秀才レベルだと思うのですが。

・「あつらえ」が気になった。他の事は実現するための手段ではないかと感じた

→おっしゃるとおりです。根幹は あつらえ です。

・飲食系は「想い」が優先になりがち。なかなか割り切れない。例えば、コーヒーの世界だったら、マシンかハンドドリップか?での提供時間の違い

→私から見ると、想いを優先させたいのにもかかわらず、他のことと真面目に向き合っていないように思います。他のことがラクになれば、想い、を実現できる余地がうまれるかもしれないにもかかわらずです。

・日々のカレンダー1つ1つのコメントが違くて、ちゃんと続けてやっているところがスゴイ

→地道です。

・理念は5%しか伝わらない→今の食堂の形態は、手段でしかない

→そうですね、5%伝わればいいかなと思っています

・一人で回しているからうまく行っている?人を雇ったら大変そう

自分で頑張らない仕組みが出来ているから上手くいっている?

→一人でまわしているのに自分で頑張らない、という立ち方が新しく、面白いのかもしれないですね。

・ビジネスモデル観点で見ちゃう、見せ方がうまい

→よく言われます。自分では特に意識していないのですが、。。

・ネットでプロセスを公開して応援機運を高めているのが戦略的

→よく言われます。。意識していませんが。。

・すぐに自分の給料を取れているところがすごい

→ありがとうございます。ブログで集客できていたことも有りすぐに人がたくさんきてくださいました。

・これからのスモールビジネスの教科書的な位置付けになりそう

→ビジネスや新しいことのはじめ方、というテーマで3冊目を書いています。祥伝社から年明けに出ます。

・「人件費」項目が気になった。2年目以降、時給は上がらない想定?

→パート給料なので、時給が上がるところはあまり考えていませんでした。10円単位なので微増ですし影響ないと思います。

・まかないは誰でも良い、給料は上げる必要ない、給料が上がらない世の中になる予見?

→給料は上がったとしても微増なので全体に影響ないでしょう

・「あつらえ」ができる人にならないと生き残れない

→どうでしょうか。。。

・オープンソースが広がれば、自分のステージを上げないと生き残れない世の中へ?

→広がればいいと思いますが、情報公開は勇気がいることなので皆ができるようになるのはまだ先かなと思います。

・営業利益以降の記載が無いので当期純利益が見えないのが、ホントは気になるけど。。まぁいいかなと。

→テナントの規約により家賃その他の公開が不可となっています。ただ、ガス代や電気代が頼り抜きん出て、、といったことはないので、想像の範疇で収まる純利益だと思います。

・今回の本はブログの再構成だが、近々、書き下ろし本が出版するらしい

→1202に太田出版です

・割引券の手作り感に共感

→ものすごく手間がかかっています!

・ザワザワする話で盛り上がる(^^)

→ありがたいです。


(参考)未来食堂 訪問メモ


読書会でも冒頭に披露しましたが、9月の平日昼にランチを食べに行った際の様子が以下になります。

この日のメニューは「サバの味噌煮」でした。

美味しくて雰囲気も良くてとても素敵な食堂でした。また行きたい!そして近所にもこんな素敵な食堂あったら良いなぁ(^^)

▼神保町から皇居方面へ徒歩5分程で到着。ビル外観はこんな感じ。


▼地下レストラン街への階段


▼今週のメニュー掲示


▼お店は、階段を降りて右手すぐ


▼ランチで賑わってる店内


▼この日のランチはサバの味噌煮。黒豆ご飯がススム(^^)


▼最後は、きな粉の練り切りでお口直し。トレイがこれまた素敵なデザイン


▼帰りには看板裏にメッセージ


▼公式サイト


未来食堂 – あなたのふつうをあつらえます




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