ビジネス書と小説の良いところ取りした、泣けて唸る「自己啓発小説」を知り、すっかりハマりました。
『書斎の鍵』喜多川泰
「ビジネス」系の本は、役に立つ事や多くのヒントに出会えるけど、「小説」のようなエンターテイメント性ある面白いストーリーが楽しめればなぁと思っていたら、、ありました!
泣けて唸る、『自己啓発小説』という素敵なジャンル本が。
それは、喜多川 泰さんの作品となります。
私は、今回オススメする「書斎の鍵」という本で出会いました。
ストーリーをちょっとだけ
亡くなった父親の遺書に、「鍵」をある人に預けてあると記載が。鍵のありかを紐解いていくと、昔、父親から贈られた「書斎のススメ」本が、大きな役割を果たしているのに気づく。
主人公は、若い時の事故が原因で、諦めていた人生を、いつでもやり直せると思え、自分が幸せになる事で、救える人生があることに気づく。。
・・といったストーリーで、特徴なのは、涙が出る感動の場面が随所にある事です。
喜多川作品のスゴいところ
涙が出るほど感情移入して心が動いている場面だからか、その場面で出てくる言葉が、普段以上に、刺ささりまくるのです。
「伝えたいこと」を際立たせるための「ストーリー仕立て」の構成が、凄いというか、ある意味ズルいと思えるくらいなのです。
これ、他の喜多川作品にも共通している事なのですが、心が動く場面、
例えば、
遺言、手紙、初恋、大切な人の死、就職、上京、一人旅、冒険の場面などなどで、
素晴らしく響く言葉の数々に出会えます。
すっかり、ハマってしまい、他の喜多川泰作品もほとんど読破しちゃったくらいです。
大切にしたい本に多く出会いたいと思うようになった
この『書斎の鍵』は、本の素晴らしさ、本を読むことの大切さを改めて考えさせられる場面が多く、本の作り自体も、それを感じさせる気づかいや、こだわりが随所にありました。
改めて考えさせられる読書の大切さ
- 本を読むことは、「心のシャワー」を浴びること
- 本を読む人だけが、人生を変える。本を読む人が増えれば、世界は変わる
- ささやかでも、大切にしたい本が詰まった「書棚」を持つことの素晴らしさ
紙の本を味わう贅沢さ
- 紙の本は、関わる人の思いが詰まっている
- Kindle本は、楽で、便利で良いけど、「味気ない」と思うようになってきた。
- 大切にしたい本ほど、紙の本で手に入れたい
本の作りのこだわり
- 「装丁」が、高級感ある黒色ベースで大切にしたい本と思わせる
- ストーリー内に登場する「書斎のススメ」本が、ブックインブックの構成で掲載されている
- しかも、紙質もフォントが異なってて、まさに2冊の本が合体している感じとなっている
素晴らしい本に出会えて感謝
『書斎の鍵』に出会ったキッカケは、オンライン読書会を主催する方のSNS投稿からでした。素晴らしい本に出会えて本当に感謝です。
『書斎の鍵』を読んで「ブックルネサンス」運動に加わりませんか? – ヒト感!!
今回ブログ記事にしたのは、主催する朝活コミュニティで「ビブリオバトル」をやったのですが、見事チャンプ本になり、事前に発表原稿を書いていたので、せっかくなのでブログにまとめてみた次第になります。
この本を、読んだ直後に、ビブリオバトルのテーマを「凄い本」でやりたい!と思って企画を温めていたくらいオススメの凄い本だと思っています。
「これは凄い本」ビブリオバトル体験入門 開催レポ(2015/11/21)
ちなみに、書店では、文芸書コーナーに置いてあることが多いです。ビジネス書の読書術コーナーに置いてあっても良いくらいですが。
以上、良かったら是非(^^)!
@hiroc_sk シェア感謝です!「ゆっくり、いそげ」に続き、魅力あふれる本を紹介頂き、ありがとうございます(^^)!
— じゅんろぐ (@jun1log) November 22, 2015


