ビブリオバトルのチャンプ本に共通するプレゼンのコツや、本の選び方についての気づきをまとめます。
■ビブリオバトルを何度か経験してみた
ビブリオバトルとは、『本の紹介合戦』です。
各自5分間でトークのみのプレゼンを行い、聴取者が読みたいと思った本の投票でチャンプ本を決めるという、ゲーム感覚のコミュニケーションツールになります。
近所の中原図書館で、体験イベントが開催され、参加したのがきっかけで、ビブリオバトルを知りました。
▼初参加した時のレポート記事
ビブリオバトル書評合戦に体験参加して感じた勝敗を決めるメリット
その後、主催している朝活内でビブリオバトルを取り入れた体験入門イベントを主催し、何度かビブリオバトルを実際に体験してみました。
そこで感じたのは、チャンプ本に選ばれるプレゼンには共通したコツがあるのではないか?という点です。
ということで、個人的に感じたプレゼンのポイントを以下にまとめてみたいと思います。
■本選びが8割!
ビブリオバトルの投票基準は、『読みたいと思った本』になります。
売れている本か?上手なプレゼンか?有名なプレゼンターか?は一切関係ありません。
となると、本自体が持つ魅力を引き出せる本の選び方が、勝敗を大きく左右することになります。
以下はこれまで開催された体験イベント内で、チャンプ本に輝いた本の一例です。

これらの本に共通する要素は、
・プレゼン無しでも、タイトルと表紙だけで興味を引く
・一般受けするジャンルと、突拍子もないジャンルの組合せ
・人に見せたくなる図や写真がある
逆に言うと、一般的では無いジャンルの本を選ぶ場合は、相当のプレゼン力が求められると感じました。
■良いプレゼンのコツ

今回参加した体験イベントでは、主催者さんとのつながりもあり、エキシビジョンマッチへの出演依頼を頂き、登壇させてもらう機会がありました。
さすがに40人近い参加者の前でプレゼンするので、これまでのビブリオバトル体験を生かして、プレゼン原稿をしっかり準備して臨んだのですが、
プレゼンのコツとして気づいたことは、ポイントとなる要素が盛り込まれているか?という事でした。
これまでチャンプ本になったプレゼンや、自分が良いなと思ったプレゼンを振り返り、共通するポイントになる要素を洗い出してみました。
参考に、以下にまとめます。
▼参加した体験イベント内容
第二回中原図書館ビブリオバトル入門&体験講座2014年、3月1日(土) – 「読書のまち、かわさき」ブログ
【チャンプ本に共通するプレゼン要素】
・簡単な自己紹介
・本の基本情報(タイトル、著者名、価格、ページ数、目次構成)
・なぜこの本に出会ったのか?
・簡単なあらすじ、記載内容
・オススメするポイント
・感動したところ、好きなところ、良かったところ
・本を読んだ影響、自分に起こった変化
・一言まとめ
上記に加え、実体験やエピソードを関連付けたり、参加者への問いかけをしたり、軽く笑いを取ったりすると、より興味関心を引くプレゼンとなる印象があります。
もちろん、5分の時間制限内に、全ての要素を盛り込むのは無理です(笑)
上記を参考に、5分に収まるようバランスを考えて要素をピックアップし、自分らしいプレゼンに構成してみようと臨んでみました。
■プレゼン結果は。。
エキシビジョンマッチでは、以前書いたブログ記事をベースに、主催する朝活の紹介を兼ねて、『朝活のススメ』Kindle本をプレゼンしてみました。
【朝活主催(2)】朝活のススメKindle本は参加や運営に役立つ参考書
上記のプレゼン要素のバランスを考えつつ、自己紹介に伏線となるキーワードを入れたり、聴取者に早起き苦手では?と問い掛けたり、電子書籍なのに本の厚みは100ページ位ですよとiPadの側面を見せて笑いを軽くとったりと、
個人的には満足なプレゼンが出来たと思ったのですが、
結果としては、同票決戦投票でチャンプ本に選ばれなかったという無念の結果に。。
いい話のネタになって良かったですが(笑)
■思いは伝わる!
ということで、本の選び方や、プレゼンのコツなど、テクニック的なまとめ記事となってしまいましたが、
ビブリオバトルとしては、
『人を通じて、本を知る』
『本を通じて、人を知る』
というコンセプトがあります。
本が好きだ!という思い、人にオススメしたい!という思いがあれば、
たとえ、プレゼンが苦手だったとしても、その思いが自然と伝ってくるのが、ビブリオバトルが持つ、もう1つの醍醐味だと思いました。
▼朝活イベントのお知らせ。一緒にビブリオバトルしませんか?
3月15日 第4回こすぎ朝学:変則『ビブリオバトル』プチ体験(神奈川県)


